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【中学校の英語の授業に】英語力を鍛える!スピーチの題材31選

小中学校の生徒が英語のスピーチなどに悩む姿を見て、「どうしたら良いだろうか」とお悩みの先生も多いかと思います。

そこでおすすめなのが、2分スピーチです。

 

この記事では2分スピーチの効果と、英語初心者や学校の授業でも使える31個のスピーチ題材(プリント付き)を紹介します。

 

  • 英語のスピーキングを鍛えたい
  • 英語のスピーチの授業のアイディアが欲しい

こういったお悩みをお持ちの方や先生におすすめの記事です。

 

Today, I'd like to share some 2-minute speech topics you can use for your middle school English classes.

 

With its outstanding effects, I am sure that your students will cultivate confidence in their speaking skills after completing this challenge.

 

2分スピーチとは?

まず、2分スピーチとは与えられたトピックに対して、2分間スピーチをすることです。

今回は英語の授業アイディアですので、英語でのスピーチに限定してお話しします。

 

Twitter上で、2分スピーチの31 Days Challenge(31日間チャレンジ)をAinaさんが企画してくださいました。

31 Days Challengeとは、31日間続けて、毎日違うトピックに対して2分のスピーチをする企画です!

 

 

人生のことや価値観など、かなり自分のことを考えさせられるトピックが多く、自分を見つめ直すきっかけにもなりました。

 

Ainaさんはオーストラリアへのワーキングホリデーを経験されていて、Twitterには2分スピーチや英語の使えるフレーズ、そして語学の楽しさなどが紹介されています!

noteでは英語フレーズなどを紹介してくださっているので、ぜひ見て見てくださいね。

 

Twitterで#2分スピーチ で検索すると、他のユーザーの方の動画や音声も聞けるので、リスニングの練習にも役立ちます!

 

2分スピーチの効果

私自身、2021年3月からTwitterで企画された2分スピーチの31日間チャレンジに挑戦しました!

毎日はできなかったものの、たくさんの効果が得られたのでいくつかご紹介します。

 

英語のスピーキングを伸ばしたい方こそ、31日後には効果を実感できるようになること間違いなしです。

 

英語で自分の考えを発信する練習ができる

日本では英語を日常的に使うことは少ないため、多くの方はアウトプットの機会が少ないと考えられます。

2分スピーチなら、どこに住んでいても毎日英語で自分の考えを発表する練習ができます。

 

発表することに慣れる

毎日2分間スピーチを繰り返すことで、発表することに慣れるというメリットがあります。

学生さんなら英検の2次試験対策や受験対策、社会人の方であれば英語の面接やプレゼンにも活かせます。

 

特に発表が不慣れの方は、自分がスピーチをする姿を動画で撮るのがおすすめです。

自分のスピーチの良いところと改善点を客観的に見ることができるので、より効果を得やすくなります。

 

例えば、以下のポイントに注目するのがおすすめです。

 

自分が周りからどう見られるのかをチェックする

ジェスチャーや抑揚など、気持ちが伝わる話し方ができているか

貧乏ゆすりや姿勢が悪くないか

「あー」や、「えー」などの間を持たせる言葉を使っていないか

 

新しく覚えた単語や表現を使って、表現の幅を広げる

英字新聞などから学んだ単語や表現を使うことで、英語での表現の幅を広げられるのも大きなメリットです!

 

新しく覚えた単語を使うことは、言語の定着には非常に大切な過程です。

ここで、少しだけ第二言語習得論(人は第二言語をどのようにして学ぶか、どうすれば第二言語を習得できるかの研究)で学んだことを紹介します。

 

第二言語の学習者にはU-shaped learning curve(U字型発達曲線)が見られると言われています。

 

例えば、初めの頃は"ate"(食べた)を正しく使えても、その後"eated"に間違え、最終的には"ate"と正しく使えるようになります。

 

初めの頃は、自分が触れたフレーズや単語をそのまま発することから、正しく使えます。

ですが、色々と工夫してそのフレーズを使うようになり、一時期、学んだ表現を正しく使えなくなってしまいます。

 

間違いを繰り返して言葉の使い方を学び、最終的には学んだ表現を正しく使えるようになる、というのがU字型発達曲線で描かれています。

 

新しく覚えた単語やフレーズをスピーチに取り入れることで、言葉の使い方を学び、自分で使える英語を増やすことができます。

スピーチで間違いを恐れず、新しい言葉を使うのが英語学習の近道だと考えます!

 

 

中学校版31 Days Challenge

2分スピーチの31 days challengeを考えてくださったAinaさんに許可をいただき、中学校版の31 days challengeを作りました!

題して、31 Days Challenge for Schoolです。

 

中学生でも答えやすいように、スピーチの題材は学校生活、将来のことや価値観などを中心にしました。

また、日本の教育では正しい答えを求めることが多いため、敢えてどんな答えでも正解になるような題材を選んでいます。

 

英語で自分の意見を相手に伝えたり、自分とは異なる考えを知ったりできる楽しさが、子ども達にも伝われば良いなと願っています。

 

31 Days Challenge for School

カレンダー風の画像を作成しましたので、パワーポイントなどで使っていただけたらと思います。

学校によって英語の授業がある日が異なることから、月や曜日は記入していません。

 

英語版のスピーチ題材

*画像をクリックすると、新しいタブで大きく見れます😊

 

日本語版のスピーチ題材

 

授業でそのまま使えるプリント

スピーチトピックのリストは、そのまま使えるPDF形式のものと、ワードファイルの2種類を用意しています。

ワードファイルは自由に編集できるので、クラスの実態や習熟度に合わせて編集していただけたら嬉しいです。

 

プリントのリンク

PDF: 31 days challenge for school

Wordファイル: 31 days challenge English

 

自己評価のポイント

スピーチの条件として、以下3つのポイントの自己評価欄もプリントに設けています。

 

内容:テーマに合った内容を発表できたか

:しっかりと相手が聞き取れる声だったか、流れるような発音を意識できたか

発表:相手に目線を向けて、ジェスチャーを取り入れられたか

 

使えるフレーズ集

中1〜2年生は特にフレーズなどのインプットがまだまだ必要ですので、使えそうなフレーズを紹介してからスピーチに移るのがおすすめです。

 

どんなスピーチでも使えそうなフレーズがこちら:

 

英語 日本語
I think... 私は〜だと思います/考えます。
I believe... 私は〜だと信じています。
I have ~ reasons. 〜個の理由があります。
First, Second, Third... 第一に、第二に、第三に…
It's because... 〜だからです。
That's why... 〜だからです。
For example, 例えば…

 

 

授業でスピーチを行う際の留意点

授業アイディアとして31日間チャレンジを行う際に留意しておくと良いポイントをまとめました。

 

時間について

最初は大人でも2分は難しいと感じるほどなので、中学一年生であれば30秒からのスタートでOKです。

 

中学生なら1年生の頃は30秒程度で、学年が上がるに連れて1分程度話せるようになることを目指すのがおすすめです。

1分話し続けることができれば、英語に自信を持って良いレベルだと思います。

 

なお、2分という目標も大切ではありますが、中には何も話せずに時間が過ぎてしまう生徒もいることから、まずは内容に意識を向けられるようにサポートすることが必要だと考えます。

 

トピックについて

毎日違うトピックを想定して作りましたが、生徒の様子を見て、1週間同じ題材に取り組んでも良いかもしれません。

 

毎日同じ題材に取り組むことで自分の考えを深められますし、英語で自分の考えをどう表現するかを調べることもできます。

実状に合わせていただく必要はありますが、中学2年生の後半くらいから、毎日違う題材に挑戦してみるのも一つの手です。

 

英会話で一番大事な資質:自分の意見を持つこと

このスピーチのチャレンジで一番大切なのは、自分の意見を持つことだと思います。

海外では「あなたはどう思う?」とよく意見を聞かれますが、普段から自分の考えを持っていなければ咄嗟に答えることはできません。

 

 

小中学校の生徒達からは、「英作文で何と書いたらいいか分からない…」や「意見がない…」などの言葉が聞こえました。

その時、英語力よりも大切な、自分の考えを形成して発信する力に大きな課題を感じました。

 

「実生活で役立つ英語を教えたい」という気持ちから、学校で31 days challengeをやってみてはどうか?という発想に至りました。

自分の意思を相手に伝える力を育めるという点では、国語の授業でやってみても楽しいかもしれませんね。

 

また、英語を母国語や主な言語として使っていない子ども達は、英語を授業外で使うことはかなり少ないと考えます。

そういった環境でも、子ども達が英語の楽しさを知るきっかけを作れたら、と思っています!

 

まとめ

31 days challengeの授業版、いかがでしょうか?

私が実際にやってみて効果を感じた練習法だったので、生徒も「英語ができるようになった!」と感じやすい授業アイディアだと思います。

 

「授業で実際にやってみたよ!」などの声、お待ちしております!

 

この他にもぴか英語では、授業に使える謎解きゲームのアイディアなども紹介しています。

 

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Let's enjoy speaking in English together!

See you soon!

 


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