「英語ってなかなか覚えられない…!」とお悩みの方は多いのではないでしょうか?
日本語とは全く違う文字を使いますし、アルファベットだと言葉の意味を推測しづらいと感じてしまいがちです。
そこで、今回は有名な映画のタイトルから、中学校で学ぶ英単語と、映画で英語を勉強するポイントをご紹介していきます!
身近なものから英語を覚えると、納得して意味も覚えやすくなります。
英単語を覚えづらいと感じている中学生のお子様や、英語の基礎を復習をしたい方に必見です!
Contents
有名な映画から英語を学ぼう!
日本語でもそうですが、単語はイメージを思い浮かべると意味を覚えやすくなります。
そこで、有名な映画のタイトルと中学校で学ぶ英単語を結びつけてみましょう!
字幕版の映画なら、リスニングや文化など、多方面から英語の勉強にもなるので、勉強に疲れたらおすすめです。
名作のタイトルから英単語の意味を紹介した後、映画を使った効果的な勉強法もお伝えします。
名作のタイトルで覚える、中学英語
ここからは、有名な英語の映画のタイトルから中学英語を紹介していきます。
どれも基本的な単語になるので、映画のイメージと関連づけて覚えましょう!
Back to the Future
金曜ロードショーでも時々やっている、Back to the Future(邦題:バック・トゥ・ザ・フューチャー)は、有名な作品ですね!
みなさんも一度は見たことがあるんじゃないでしょうか?
あらすじ
主人公のMartyが、ひょんなことから友人の博士Docのタイムマシーンで過去に戻ってしまいます。
しかも、それはMartyのパパとママが出会う年でした!
二人の出会いを変えてしまった彼は、両親を結んで、無事に未来へ帰れるのか!?というストーリーになっています。
これは3部作になっていて、作品によっては未来の様子も見ることができます。
現在と映画が作られた当時の未来のイメージを比較してみるのも面白そうですね!
Future
Back to the Futureの中でも、Futureが中学校英語で出てきます。
「未来」という意味を持ちます。
Go back to ~で「~に戻る」になるので、この映画は「未来に戻る」という意味になります。
実際に主人公は未来に戻るために奮闘する映画なので、ぴったりのタイトルですね!
合わせて、覚えておくとおすすめのフレーズを紹介します!
In the future 将来は
たとえば、「将来はエンジニアになりたいです。」と言いたいとき、I want to be an engineer in the future. と使えます。
英作文でも使う表現になるので、覚えておいて損はありません!
Home Alone
ホーム・アローンは、クリスマスの時期にテレビでも放送されていますね。
一番有名なのは1990年にアメリカで公開された作品ですが、シリーズ化されており、Home Alone 5まで出ています。
あらすじ
クリスマスはパリで家族と過ごすはずが、男の子は家に一人置いていかれてしまいます。
そんなハプニングに追加して、男の子が家に一人で過ごしていたところ、泥棒に入られてしまいます…!
この泥棒をありとあらゆる方法で撃退する、コメディー映画になっています。
Alone
Aloneが中学英語で、「一人」という意味になります。
映画のタイトル"Home Alone"は、家を表すHomeと一人を表すAloneが組み合わさっています。
Home Aloneは「家に一人」、転じて「お留守番」という意味のタイトルになりますね。
実際に授業でこの話をしたら、「だからホーム・アローンってタイトルなのか!」と納得して、この単語を覚えてくれた生徒がいました。
Star Wars
『スター・ウォーズ』も、聞いたことはない人なんていないんじゃないかと思えるくらい、有名な映画ですね!
この長きに渡る映画シリーズは、銀河における戦いのお話です。
Star Warsファンでなくても、ヨーダや可愛らしいロボットのBB8を知っている方は多いんじゃないでしょうか?
War
タイトル"Star Wars"に使われている、War(s)を見ていきましょう。
Warsは「戦争」や「戦い」という単語の複数形になります。
単数だとwarになりますね。
星や銀河を指すStarと、戦いを表すWarsの2語をくっつけたタイトルになっています。
この映画もストーリーそのものを表したタイトルになっていますね!
The Sound of Music
勤務していた学校でも、英語の授業で"The Sound of Music"を観ることがありました。
このミュージカル映画は1965年に公開されましたが、50年以上もたった今なお名作として受け継がれている映画ですね!
2021年5月現在では、Amazon Prime Videoでは課金が必要ですが、Disney+に加入している方は、追加料金なしで観ることができます!
Sound
一番基本のSoundの意味は「音」です。
"The Sound of Music"は「音楽の音」と言うことで、この映画にはぴったりのタイトルですね!
「音」と一言で言っても、実は小さい雑音や大きな音もsoundで表現することができます。
また、中学校の授業ではカバーされませんが、soundには他のたくさんの意味が存在します。
ここでは、ネイティブがよく使うお決まりの言い回し2つを厳選したので、プラスアルファとして覚えておくとお勧めです。
safe and sound
safe and soundのフレーズを直訳すると、「安全と音?」と思うかもしれません。
この場合のsoundは無事に、という意味があります。
例えば、プレゼントが無事に届いたとき、赤ちゃんが無事に生まれたときや、目的地に無事に着いたときなど、幅広いシーンで使えます。
例:We arrived at home safe and sound.
無事に家に到着した。
sound asleep
sound sleepなど、眠りに関連したフレーズで使われる場合、soundは「深い」の意味も持ちます。
例えば、sound asleepなら、ぐっすりと眠る、と表現できるようになります!
ドラマなどで、親が子どもの寝ている姿を見て、"She is sound asleep."と言うシーンに使われます。
映画を使った、効果的な英語の勉強法
単語を覚えることも大切ですが、映画なら文化、話し方や独特の表現なども学ぶことができますね!
映画を英語学習に活かすなら気をつけたい以下のポイントを紹介していきます。
- 自分に合ったレベルの映画を選ぶコツ
- 映画を使った、具体的な勉強法
- 文化の違いや話し方など、英語以外で注目したいこと2つ
自分に合ったレベルの映画とは
自分の英語のレベルに合った映画を選ぶこと
自分のレベルに合ったインプットを入れることが、言語学習では大事と言われています。
自分が分かる言葉ばかり出てくるものでは、新しい表現には出会えません。
反対に、難しすぎると途中で心も折れてしまうし、ストーリーも理解できないままになってしまいますよね。
自分が分からない言葉や表現などが少し出てくるものを選ぶことで、英語の効果的なインプットにつながります。
本に関して言えば、大体8割くらい理解できれば、ストーリーや内容を理解することができると言われています。
映画は映像なので本より内容を推測しやすいかと考えますが、「台詞に出てくる単語が少し難しい」と感じるくらいのものが良さそうですね!
【初級者なら…】
初級者であれば、
- 英語がゆっくりで、はっきりと発音されている
- ある程度ストーリーをすでに知っているもの
を選ぶのがお勧めです。
Kiki's Delivery Service
例えば、スタジオ・ジブリの「魔女の宅急便」(英語のタイトル:Kiki's Delivery Service)の英語版などはいかがでしょうか?
実は黒猫のジジの声が日本語版と英語版では、びっくりするほど違うので、そういった違いも楽しめます!
「隣のトトロ」も易しい英語になっていることから、初級者の方におすすめの映画です。
【中級者なら…】
中級者であれば、
- はっきりとした英語で話されている
- 少し専門用語なども含まれている
映画を見ても楽しめるかと思います。
Legally Blonde
アメリカでは、ブロンド=頭が悪いというイメージがありますが、それを見事に打ち砕くストーリーです!
ブロンドの主人公Elleは、周りには「できっこない」と思われていても、ポジティブさを忘れず、弁護士を目指して頑張る姿がとても素敵です。
法律関連の専門用語は少し出てきますが、ラブコメ映画であることから、そんなに難しさを感じずに楽しめます!
【上級者なら…】
どんな映画でもある程度理解できるレベルであれば、
- 難解なストーリー
- ネイティブの早口なシーンも含まれている
ような映画がおすすめです!
Miss Sloane
"Miss Sloane"(邦題:「女神の見えざる手」)などがお勧めです!
ロビー活動や政治に関するため、かなり難しい単語が出てきますが、どんでん返しで終わり方が見えないストーリーに惹きつけられます。
Upload
これはAmazon Prime Videosにて見れるドラマシリーズです。
近未来の設定で、「デジタルなあの世」という興味深いテーマのストーリーになっています。
完全に自動運転の車や「アップロード(デジタルなあの世)」の世界などを見ているだけでも面白いのですが、なんと言っても少しミステリーとラブストーリーがミックスされたストーリーに惹きつけられること間違いなしです。
具体的な勉強法
ここからは、映画を使って英語を勉強できる、具体的な方法をご紹介します。
また、YouTubeなどの短めの動画を見る際も、このステップを活用することで、リスニングや単語力を鍛えることができます!
【STEP1】 英語音声、日本語字幕で一度観る
↓
ストーリーを理解する
まずは、音声は英語、字幕は日本語で観ましょう。
このステップでは、ストーリーを理解することが目的です。
【STEP2】 英語音声、英語字幕で観る
↓
単語調べ & 発音練習
このステップでは、分からない単語が出てきたら、その言葉を調べましょう。
文脈から意味を推測してから、辞書で調べて見ると、単語の意味を予測する力も付きます。
もちろん専門用語や難しい箇所を全て理解する必要はないので、単語ベースで分からないものをピックアップするのがおすすめです。
また、台詞をリピートすると、発音や話し方の勉強にもなります!
注意点
*ステップ2は時間がかかるので、細かく時間を分けて、時間のある時に進めるので良いかと思います。
*一度調べた言葉でも、数時間〜数日経つと忘れてしまいます。
ノートなどにまとめて、復習をすることで、長期記憶に残りやすくできるとGoodですね!
【STEP 3】 英語音声のみで観る(字幕はなし)
↓
どれだけ分かったかチェック & 復習
英語音声だけでは難しそうに感じますよね。
ですが、STEP2で英単語を調べたり、セリフをリピートしたりすることで、STEP1の時よりも聞き取れる英語が増えたと実感できます。
観るべきポイント①文化
映画を観るときに、意識するとおすすめなポイントが2点あります。
まず1つ目が、文化の違いです。
自分の国の文化とはどのように違うのか、意識する
もちろんストーリーへ意識を向けることも大事なのですが、映画は海外文化を垣間見る絶好のチャンスでもあります!
例えば、学校のシーンであれば、ロッカーやお昼ご飯の様子など、海外の学校の雰囲気を見られます。
おすすめ映画① High School Musical
ハイスクール・ミュージカルは、アメリカの実際に存在する高校で撮影されています。
ランチのシーンや、バスケットボール部の試合の様子、授業風景など、日本とは違った雰囲気を味わえます!
おすすめ映画② Wonder
Wonderも、同じく学校の様子がわかる映画で、ストーリーが深くとても元気付けられます。
アメリカの中学校の様子や、家の雰囲気、家族とのやりとりからカジュアルな英会話を楽しめます。
誰が見ても感動するストーリーなので、家族で観るのもおすすめです!
観るべきポイント②話し方
映画で観るべきポイントの2点目が話し方です。
「話し方」と一言で言っても、発音やジェスチャーなどが含まれています。
発音
発音なら、LやRなど、日本語にはない発音やアクセントを聞いてみてください。
セリフの一文を役になりきって話してみると、発音の良い練習になりますね!
ジェスチャー
また、1、2、3など、日本と海外で使うジェスチャーが違うこともあります。
アメリカだと多くジェスチャーを使うことがあるため、日本とは違った話し方が見えてくるはずです。
まとめ
映画で覚える英語はいかがでしたでしょうか?
小学校と比べて、中学では出てくる英単語や文法が増えていくので、大変な思いをしている方も多いかと思います。
大変だからこそ、効率的に覚えることが大切になります。
映画のタイトルやゲーム名など、自分がすでに知っていることと結びつけると覚えやすくなります!
このほかにも、ポケモンで覚える英語など、楽しく英語を覚えられるヒントを紹介しています。
気になる方はぜひ読んでみてくださいね!
この他にも、英語で知りたいことやぴかに聞きたいことがあれば、こちらのブログやStand.fm、Podcastにてコメントをお送りください。
お待ちしています!
Thank you for reading!
See you soon!