英会話を始めて、「英語での相槌って難しい…」や「リアクションにバリエーションが欲しい!」と感じる方は多いのではないでしょうか?
中学校の授業や個人の英会話レッスンでも、リアクションや会話を盛り上げるのが苦手な生徒が多かったように感じます。
そこで、今回は学校では学べない、ネイティブがカジュアルに使う英語の相槌を紹介します!
- 英語でどんな相槌を打てば良いのか分からない
- 相槌やリアクションが決まりきっていて、バリエーションを増やしたい
- 相槌の細かいニュアンスを知りたい
英語の相槌やリアクションについて、こんなお悩みをお持ちの方におすすめの記事です。
それぞれの相槌の細かなニュアンスや発音の仕方も解説しているので、日常会話にぜひ取り入れてみてくださいね。
Contents
学校では学べない!ネイティブがカジュアルに使う英語の相槌
どうしても学校の授業ではネイティブならではの表現を学ぶ機会は少ないと思います。
さらに、英語での相槌がワンパターンになってしまったり、何を言って良いのか悩んでしまったりすることもあるかもしれません。
そんな方にこそ知ってもらいたい、英語初心者でも取り入れやすい相槌を集めました。
相槌・リアクションを学ぶメリット
ビジネスでも日常の場面でも、その場に合った相槌ができるようになると、以下のようなメリットがあります。
相手に「あなたの話を聞いていますよ」とアピールできる
会話が盛り上がる
相手との距離が縮まる
話しやすい雰囲気を出せる
海外の取引先とは電話やメールなど、相手の顔が見えない中でのやりとりが多いかと思います。
だからこそ、相手から相槌などのリアクションがあれば話しやすく感じられますよね。
また、相手から反応があると「この人は私の話に興味を持ってくれている!」とプラスの感情が働きやすくなります。
私は同僚の外国人の先生や取引先とは相手の人となりを知るために、仕事以外の話もしていました。
相手との距離を縮めることで、こちらの 急なお願いを聞いてもらいやすかったり、相手のニーズを引き出しやすくなりました。
ある取引先からは出張時にお土産をもらったり、他の方がその取引先を訪問した際に「How's Pika doing? (ぴかは最近どうしてる?)」と私の話題にもなったそうです。
海外の取引先とは会う機会が少ないからこそ、話しやすさを出すことで「この人と仕事がしたい!」と思ってもらいやすくなりました。
相手との信頼関係が築きやすくなったのは大きなメリットでした!
使える英語の相槌まとめ
いくつかのジャンルに分類して、使える英語の相槌・リアクションをリストにまとめました!
長いため2ページに分かれています。
ぜひ保存して使ってみてくださいね!
この相槌のリストからいくつか厳選して、ニュアンスや発音の仕方などを解説していきます。
嬉しいとき・良い出来事に対しての相槌
Awesome! 最高!
親しい間柄の人(家族、友人、同僚)に対して使えますが、ビジネスの時は避けるのがベターです。
相手から良い提案を受けた時などに使えます。
同じ意味のThat sounds awesome!やSounds awesome!でもOKです。
例文
A: How about we go on a picnic?
ピクニックに行くのはどう?
B: Awesome!
最高!
Congrats! おめでとう!
Congratulationsの略で、同じ「おめでとう!」の意味を持ちます。
よりカジュアルな言い回しであるため、SNSや友人との会話で使用することが多いです。
I'm so happy for you! 本当に良かったね、私も嬉しい!
結婚や出産、昇進、就職・転職の報告を受けた時など、幅広く使えます。
相手に起きたことを自分のことのように喜んでいることが伝わる、素敵なフレーズです。
Oh my gosh!などの言葉を前に付けると、より嬉しい気持ちが伝わりやすくなります。
Lucky! / You're so lucky! ラッキーだね!
羨ましい、というニュアンスが含まれます。
Lucky you!とも言えます。
Yas! / Yay! / Yes! やったー!
Yesは「はい」の返事として使われますが、嬉しかった時の「やった!」にも使えます。
SNSなどではYesを崩して"Yas"や、それを伸ばしたYaaaaasssなど、スラングとしても使われています。
Yasは「最高!」などの意味で、嬉しい気持ちやテンションの高さを伝えられます!
例文
Yaaaassss!! Got a new job in New York!!
最高!!ニューヨークで新しい仕事が見つかった!
怒っている時
(Oh) Come on. いい加減にしてよ。
Come on.は「こっちにおいでよ」の意味がありますが、マイナスな意味で使われることもあります。
怒っている時やイライラしている時には「いい加減にしてよ」の意味に変わります。
前にOhを付けると怒っている雰囲気を更に出せます。
Dang it! / Oh fudge. / Oh shoot. くそ!
公共放送などで使用が禁止されているcuss words(例:S**t)をソフトにした言葉を厳選しました。
どれも子どもでも使用OKで、一般的に使えるものです。
Dang it!の代わりにDarn it.も同じ意味で使えます。
Cuss wordsはネイティブもよく使いますが、使い方やシーンを選ぶ必要があります。
そのため、まずはこちらのソフトな表現を使えるようになることがおすすめです。
What the heck? はあ!?
こちらもソフトになった表現です。
What the hell?とも言いますが、hell(地獄)は悪い言葉とされているため、使用する場所は選びましょう。
共感
Iを使った共感の相槌はとても種類が多く、中でも以下の5種類をピックアップしました。
- I bet.
- I feel you.
- I hear you.
- I know.
- I (totally) understand.
I bet. そうでしょうね。
ニュアンス的には「そうに違いない」と強く信じていたり、共感している感じになります。
元々betは賭けるという意味で、I bet.を直訳すると「私は賭ける」となります。
賭けてもいいほど信じているということから、「そうに違いない」のニュアンスを覚えるとおすすめです。
例文
A: It took me hours to finish that assignment!
あの課題を終わらせるのにめちゃくちゃ時間がかかったの!
B: I bet!
そうだろうね!
I feel you. あなたの気持ちがよく分かるよ。
共感の相槌でも、特に相手に同情した時や相手の気持ちを理解できる時に使えます。
I hear you. そうだね。
Youを短縮して、カジュアルにI hear ya.とも言えます。
直訳すると「あなたが聞こえている」になりますが、「なるほど」や「そうだね」の意味で使われます。
I know. 分かる。
どんなシーンでも応用が効くので、覚えておくとおすすめな相槌です!
例文
A: The biology exam was so hard.
生物の試験、とっても難しかった…。
B: I know! I might flunk it.
分かる!赤点取っちゃうかも。
I totally understand. とっても理解できるよ。
I understand.(理解できるよ)よりも感情が強めの相槌になります。
Totallyを付けたり強めに言うことで、相手に共感の気持ちを強く伝えられます。
Exactly. その通り。
相手の言うことに100%共感できる時に使えます。
It happens. よくあることだよ。
相手を励ましたいときに使えるフレーズです。
Makes sense. 理解できるよ。
主語のItなどを省略していて、makeに三単現のsをつけた形です。
noを付けて、Makes no sense.にすると「全く理解ができない」の意味に変えられます。
Right. そうだよね。
Same here. 私もそう。
Thought so. やっぱりね。そうだと思った。
同じ意味の表現で、以下も使えます。
- That's what I thought.
- I figured.
- I knew it.
(That's) Too bad. 残念だったね。
It happens.と同様に、励ましにつかえるリアクションです。
冒頭のThat'sは省略してもOKです。
True. 確かに。それな。
元々Trueは「事実」の意味を持ちます。
相槌として使うときは、「確かに」や「それな」の意味で共感の表現に変わります。
(That's) So true. 本当にそうだよね。
True.だけよりも、共感の気持ちが強い時に使うとおすすめです。
同意・拒否
Absolutely! / Definitely! / Totally! もちろん!
通常の会話であれば、Absolutely!やDefinitely!などを使えます。
Totally!は友人に何か誘われた時など、カジュアルな会話で使うとベターです。
この他にもCertainlyがありますが、ホテルなどのかしこまった場で使用されることが多いです。
You bet! / You betcha. もちろん!
強いYESの意味を持ちます。
このスラングは共感のコーナーで紹介したI betと一見似ていますが、意味が変わるので要注意です!
例文
A: Are you going to the party this weekend?
今週末、パーティーに行く?
B: You bet!
もちろん!
Got it. / Gotcha. 了解。
この他にGotchaは、相手がいたずらにひっかかった時に「やった!」の意味で使えます。
ちなみにGotchaはGot youの省略した形になっています。
Yup. そうだよ。
Yesをカジュアルにした相槌です。
No way! / No way José. ありえない!絶対にいやだ!
No way!が絶対的な拒否なのに対して、No way Joséは軽めに拒否したい時に使えます。
WayとJoseが韻を踏んで、No way Jose.は音あそびになっています。
驚き
Dang! すごい!
怒ったときに使う表現でDang it!を紹介しましたが、Dang!だけで「すごい!」という意味で使えます。
Goodness gracious! / Oh my goodness! / (Oh my) gosh! えー!
日本では、Oh my God!が驚いたときの英語のリアクションとして有名ですよね。
ですがGodは宗教的な意味合いが強いため、実はアメリカではあまり使われていません。
Oh my God!の代わりとして、Oh my gosh!などを使ってみてくださいね。
Goodness gracious, Oh my goodness, Oh my goshのどれも同じ意味になります。
Holy cow! / Holy Moly! すごい!、なんてこった!
直訳するとHoly cowは「神聖な牛」となってしまいますが、驚きの表現で使います。
同じ意味でHoly Molyを使ってもOKです。
子どもからご年配の方まで使う表現なので、知っておくと便利です。
例文
A: Did you hear? The team won the tournament!
聞いた?あのチームがトーナメントで勝ったんだって!
B: Holy cow! I can't believe it!
えー!信じられないよ!
No way! 嘘でしょ!?
拒否の相槌としても使われますが、「ありえない!」と驚いた時にも使えます。
相手から"No way!"と言われたら、Yes way!(本当なんだよ!)と答えるとユーモアがあって面白いです。
英語ならではの言葉遊びですね!
Oh man. / Oh boy. えー!
トラブルに陥った時に使う表現で、manでもboyでも同じ意味になります。
ちなみに、boyをgirlに置き換えることはできません。
Really? / Seriously? 本当?
この他に、For real?やAre you serious?も同じ意味として使えます。
例文
A: Did you hear? She's getting married!
聞いた?彼女が結婚するんだって!
B: Seriously? I can't believe it!
本当に?信じられない!
Sheesh! やばい!
本来はびっくりしたり、イライラしたときに使う言葉です。
最近はSNSの影響で、日本語の「やばい」と同じくらい幅広い意味を持つようになりました!
Shut up! 嘘でしょ!?
本来は「黙って!」の意味で使われますが、驚いた時は「嘘でしょ!?」の意味に変わります。
元々shut upは失礼な表現で、人によっては驚いた時でも使いません。
相手との関係性や周りの様子を見て使用するか判断するとベターです。
What? / Huh? えっ!?
You've gotta be kidding (me). 冗談でしょ!?
本来であればYou've got to be kidding me.ですが、got toを省略してgottaも使えます。
同じ意味で、joke使った以下の表現も使えます。
- You're joking, right?
- You must be joking!
あしらい
Blah blah blah. はいはい。
相手の話を真剣に聞いていない時に使用します。
Duh. 当たり前じゃん。
相手を馬鹿にしているニュアンスが含まれるので、使う時は選んでください。
この相槌は言い方が特徴的なので、音声配信で発音や声のトーンを確認してみてくださいね!
例文
Duh! Everyone knows it.
当たり前じゃん。みんな知ってるよ。
Forget it. / Whatever. どうでもいいよ。
省略して、Whatev.とも言えます。
Geez. / Jeez. マジか。
驚いた時だけでなく、イライラしてる時などにも使います。
最初のアルファベットはGでもJでもOKです。
Okay boomer. はいはい。
Boomerは戦後に生まれた団塊の世代を指します。
相手に失礼にあたる言葉となるため、使わない方がベターです。
See? ほらね。
Told ya.やTold you so.(だからそう言ったじゃん)と一緒に使うことが多々あります。
例文
A: I should've listened to you and studied. There was a pop quiz today.
あなたの言うことを聞いて勉強すればよかった。今日抜き打ちテストがあったよ。
B: See? I told you!
ね?そう言ったじゃん。
Yeah yeah yeah. うんうんうん。
一度だけYeah.と言うのであれば共感の相槌になります。
一方で、Yeahを続けると適当に話を聞いているように捉えられてしまうので要注意です。
感嘆
Aww.
この表現はシーンによって意味が変わるので注意が必要です。
1.(かわいいものやロマンチックなものに対して)わー!
2.(悪い出来事などに対して)うわー。
例文
A: My kids gave me some flowers for my birthday!
子供たちが誕生日にお花をくれたの!
B: Aww! They're so sweet!
わー!とっても優しいね。
Ew. おえっ。きもい。
気持ち悪いものやことに対して使う言葉です。
Ewが基本の綴りですが、シチュエーションによってEwwのように伸ばします。
Dang it! / Oh fudge! / Oh shoot! しまった!
怒りの相槌で紹介しましたが、「しまった!」の意味でも使える表現です。
例文
Oh shoot! I forgot to bring the assignment due today!
しまった!今日締め切りの課題を家に忘れてきちゃった!
Uh-oh. やばい!しまった!
ちょっとしたトラブルの時に使えます。
Yikes! うわ!
ちょっとおどけた時に使うことが多い表現です。
Big yikesという表現もあって、本当に大変な時に「やばい!」の意味で使えます。
断言したくない時
断言したくない時の相槌もピックアップしました。
英語は日本語と違って婉曲的に表現することが少ないですので、使用頻度は少なめです。
Could be. そうかもしれない。
I guess so. 多分そうだと思う。
Maybe, maybe not. そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
プラスアルファで使えるフレーズ
リストに含めてはいませんが、プラスアルファで使える相槌4種類を紹介します!
どんなシーンにも使えて応用が効くため、覚えておくと便利です。
That's ... それは…だね。
...に好きな形容詞を入れて使えます。
sad(悲しい) / wonderful(素敵) / sweet(素敵)などを入れられます。
That's nice.は「それは良いね」と言えますが、気持ちをより伝えられるfantasticなどの言葉を使うとベターです。
例文
That's surprising!
それは意外だね!
What a ...! なんて…なんだ!
That's ...よりも、気持ちを強く表現することができます。
例えば、What a nightmare. で「(悪夢みたいに)最悪だね。」のように使うことができます。
I'm ... to hear that. それは…だね。
相手の言ったことに対して嬉しいのなら、…にhappy / gladなどを入れて使えます。
残念な時は、sorryを入れて使うこともできます。
例文
I'm sorry to hear that.
それは残念だったね。
Sounds ...! …だね!
…に形容詞のgood / great / fun / interesting など、様々な言葉と合わせて使えます。
例文
A: Let's go out for dinner tonight!
今夜は外に食べに行こう!
B: Sounds fantastic!
それ最高!
まとめ
英語のリアクションは豊富にありますが、今回は中でもネイティブがカジュアルな会話で使うものをまとめました。
どれもよく使われるもので、初心者からでも取り入れやすいものを選びました!
同じような相槌でも、発音の仕方などで細かなニュアンスがより伝わりやすくなります。
映画などで相槌の使われ方に注目すると、使い方がより参考になると思います。
ぜひ会話に取り入れてみてくださいね。
この他にもぴか英語では、英語のスラングや独特表現なども紹介しています!
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Thank you for reading!
See you soon!