もう12月ですね!
12月といえば…大きなイベントのクリスマスがありますね。
アメリカでもこの時期は、お店も学校も近所の家も、ぜーんぶHoliday Season一色になるのが大好きでした!
今回は、アメリカでのクリスマスの独特な過ごし方や、この時期ならではの挨拶について紹介します。
アメリカのクリスマス文化
Tree hunting(もみの木狩り)
アメリカ人全員とまでは言いませんが、多くの方が クリスマスツリーは本物のもみの木を使っています。
もみの木を狩りに山へ行ったり、お店に買いに行ったりします。
この「もみの木狩り」のことを、英語ではTree huntingと呼んでいます。
ちなみに、生の木なので、クリスマスシーズンが終わるとゴミに出されてしまいます。
あとは、暖炉で使うこともあるよ、と聞いたことがあります。
日本とは違って、海外ならではのクリスマスの準備ですよね!
Christmas Caroling(キャロリング)
特にアメリカのクリスマスは、チャリティー活動が活発です。
例えば、Christmas Carolingでは、5名以上のグループで近所を巡って、玄関先で クリスマスソングを歌って募金をつのるチャリティーをします。
私も小学生の頃、キャロリングに参加したのですが、雪が残るほど寒い中、ろうそくを持ちながらクリスマスソングを歌いました。
トライアングルなど、小さめの楽器を使ったりもします。
これ以外にも、学校で古着を集めてホームレスの方に寄付をするなどのチャリティーもありました。
他人を自分と同じように大切にしよう、助けてあげようという温かいキリスト教的精神が、一番目に見えてわかるのがクリスマスだと思います。
Christmas Lights(イルミネーション)
アメリカでは、 一般の家でも、クリスマスの時期にはイルミネーションを飾ります。
クリスマスのイルミネーションは、英語だとIlluminationsよりも、Christmas lightsと呼ぶのが自然です。
サンタやトナカイなどのイルミネーションを使って、とても気合の入っている家が多くて、見ているだけで楽しいんです。
雪がイルミネーションの上に降ると、ぼんやりとした光になるので、とてもきれいでした。
クリスマスの夜は、家族で車に乗って、近所の家のイルミネーションを見に回ったのが良い思い出です。
ハロウィンでもそうなのですが、 イベントを思いっきり楽しむのが、さすがアメリカですね!
アメリカのクリスマスの定番お菓子
Snacks for Christmas
クリスマスの定番のお菓子といえば、Candy Caneや、Christmas Cookies, Gingerbread manなどが有名です。
日本では「クリスマスのデザート=クリスマスケーキ」と定着していますが、アメリカでは決まったデザートなどはありません。
Candy Cane(キャンディーケーン)
Candy Caneは、クリスマスカラー(赤、白、緑)などの色が使われたキャンディーです。
Candy(飴)のCane(杖)ということで、 ステッキ型の飴です。
ペパーミント味が定番ですが、これ以外にも色々な味があります。
サイズも色々合って、気軽に食べられる小さなサイズから、大きめのサイズまで種類が豊富です。
クリスマスが近づくと、小学校で先生からもらったことがありますが、大きいものは弟とはんぶんこして食べると、ちょうど良かったです*^^*
クリスマスの定番のお菓子なので、クリスマスパーティーのときなどに、生徒や子どもに渡すと喜ばれると思います♪
Christmas Cookies(クリスマス・クッキー)
アメリカのクリスマスには、クッキーが欠かせません。
というのも、クリスマス・イブの夜、子どもたちは寝る前に、 サンタのためにクッキーとミルク一杯を用意してから寝ます。
朝起きてみると、そのクッキーは食べられていて、コップも空っぽになっているんです*^^*
クリスマス・クッキーについてですが、雪だるまやクリスマスツリー、星など、クリスマスに関連のあるものがクッキーになっています。
この時期らしい、とても可愛いクッキーなので、みなさんもぜひ挑戦してみてくださいね。
Gingerbread man(ジンジャーブレッド・マン)
クリスマスクッキーの一種ですが、Gingerbread manはクリスマスクッキーの中の一つです。
ジンジャーブレッドで作られた、人の形をしたクッキーです。
アメリカだと、クリスマスの時期のアニメにもキャラクターとして、Gingerbread manが出てきたりします。
また、Gingerbread Houseもあって、ジンジャーブレッドで作られたお菓子のおうちを指します。
子どものときに私も作りましたが、グミやチョコ、Sprinklesなど、好きなデコレーションをできるので、とても楽しかったです。
こういった全てが揃ったキットなら、簡単に作れるのでおすすめです!
ホリデーシーズンによく使われる英語
挨拶:Happy Holidays!
日本だとメリークリスマス!と季節の挨拶を取り入れていますが、アメリカでは"Happy Holidays!" (楽しいホリデーを!)という挨拶が主流になってきました。
Merry Christmasはキリスト教徒の方に対して使えますが、アメリカには、ユダヤ教徒の方やアフリカ系アメリカ人など、多様なバックグラウンドを持つ人がいます。
宗教や文化に関係なく、みんなが使える挨拶として、このHappy Holidaysがあります。
アメリカで12月にお祝いされている行事については、この記事の下の「アメリカのクリスマス以外の行事」にてまとめてあります!
言葉:Tidings
このtidingsという言葉は、特にこの時期に見聞きすることが多い単語です。
Tidingsは便りや知らせ、という意味の言葉です。
先日、スタバに行ったら、コップのスリーブにも"tidings for coffee and joy(コーヒーと喜びの便りを)"なんて書いてありました。
スタバに行く機会があれば、スリーブに注目してみてくださいね!
日常会話ではあまり使う機会はありませんが、 クリスマスカードなどに書かれていることが多い単語になります。
We Wish You a Merry Christmasの歌にも、tidingsという言葉は出てくるので、歌う時に探すと面白いかもしれませんね!
アメリカのクリスマス以外の行事
12月にあるアメリカの行事
Happy Holidays!のところで、アメリカには多種多様なバックグラウンドを持つ人が多くいる、とお伝えしましたが、アメリカには 12月に3つの違うお祝いイベントがあります。
1つ目は、みなさんもご存知のChristmas
2つ目は、ユダヤ教徒の方がお祝いするHanukkah
3つ目は、アフリカ系アメリカ人がお祝いするKwanzaa
Hanukkah(ハヌカ)について
クリスマスほどではないものの、ハヌカはアメリカで大々的に祝われています。
私の友人にもユダヤ教徒の子は多かったので、アメリカには比較的多い宗教だと感じました。
ハヌカは ユダヤ教の12月のお祭りで、8日間に渡ります。
Menorahと呼ばれる燭台を使って、毎日新たに1本ロウソクに火を灯すそうです。
何千年も前、今のイスラエルの土地で起きたユダヤ教弾圧の歴史に由来します。
簡単にお話すると、当時の王はユダヤ教を違法としてしまい、兵士にユダヤ教の会堂をめちゃくちゃにさせました。
ユダヤ教の祭司や信者たちは、その王の兵士達に反抗し、なんと勝つことができました。
その後Menorah(燭台)に、寺院に残された、たった一日分の油で日を灯します。
この灯された火は、8日間燃え続けたそうです。
この弾圧からの勝利と、8日間燃え続けた奇跡に対して、神様に感謝をしたことが、今のハヌカにつながっています。
Kwanzaaについて
Kwanzaaは、スワヒリ語で”First Harvest”(最初の収穫)の意味を持ちます。
アフリカ系アメリカ人向けの行事で、毎年12月26日~翌年の1月1日までお祝いされています。
アフリカから来た行事ではないのですが、アフリカ系アメリカ人の方が、祖国のアフリカとのつながりを感じられることを目的として作られました。
Kwanzaaは、良い人生を送るために必要な7つの原理を大切にしていて、7日間でそれぞれの原理を胸に過ごすそうです。
クリスマスと同様、家族で集まって良い時間を過ごしたり、プレゼントをもらったりもします。
アメリカのクリスマス文化のまとめ
どのイベントにしても、この時期特有の温かい雰囲気はアメリカならではなので、コロナが落ち着いたら、この時期のアメリカにぜひ足を運んでみてください。
みなさんも 幸せいっぱいのホリデーをお過ごしください。
また、ぴか英語のブログでは、アメリカ独特のイベント HalloweenとThanksgivingについても紹介しているので、合わせて見てみてくださいね!
Thank you for reading!
Happy Holidays to you all!