英語表現

エールを送りたい!英語の「頑張って」のフレーズ3種類

先日、小学校の生徒から「先生、頑張っては英語でどう言うの?」と質問を受けました。

「頑張って」という表現は、英語だと直訳できるものがないので、難しい質問でした。

皆さんなら、この生徒に何と答えますか?

 

一番シンプルに答えるなら、"Good luck!"で良いかもしれないですね!

今日は、Good luck以外の 「頑張って」と伝えられる、3つの英語の表現を紹介していきます。

 

「頑張って」の英語フレーズ3つ

1. You can do it!

「頑張って」の意味で使えますが、「あなたならできるよ」というニュアンスのフレーズです。

相手に自信がなさそうな時や、背中を押してもらいたいのかな、と思った時に使います。

 

日本語の「頑張って」は、相手の自信の有無に関わらず使えますよね。

"You can do it!"は、相手に自信がありそうなときは、

「私ならできるのは分かっているよ!」と思われてしまうこともあるので、避けるのがベターです。

 

このフレーズは、実際に私のアメリカ人の友達が言ってくれた言葉です!

中学生の頃、音楽の授業でフルートの演奏のテストがあった時、不安がっていた私に言ってくれました。

合わせて"You have to believe in yourself! 自分を信じてあげなくちゃ!"という言葉をかけてくれて、

それは今でも大切にしている考えです。

 

どんなシチュエーションでも、自分を信じることで勇気を持てて、自分の力を出すことができました。

緊張している中でも、ポジティブに考えられるようになる、

魔法のフレーズだと私は思っています*^^*

 

2. I’ll keep my fingers crossed.

直訳だと「指を交差させておくよ。」という不思議な表現になりますね…!

実は、中指と人差し指を交差させるのは、十字架を示すジェスチャーです。

転じて、 指を交差させる=「あなたのために祈っているよ、頑張ってね。」

と言う意味を持つようになったそうです。

 

カジュアルな「頑張ってね」のフレーズなので、家族、友達や仲の良い同僚との会話で使ってみてください。

日常会話でかなり使われる表現なので、覚えておくと便利だと思います♪

 

たとえば、

A: I have an entrance exam tomorrow. 明日入試なんだ、と言われたら、

B: I’ll keep my fingers crossed! 君のために祈っておくね!と返すことができます。

 

このフレーズは言い換えもできるので、以下に数種類のパターンを紹介しておきます。

1) Let's keep our fingers crossed.

最初に紹介した"I'll keep my fingers crossed."は私一人が祈ることになりますが、

仲間複数人で「祈ろうね。」と言う場合は、We'll keep our fingers crossed.

もしくはLet's keep our fingers crossed.となります。

 

★We'll keep ~とLet's keep ~の違い

A) We'll keep our fingers crossed.

→複数人が、他者に対して「祈っているね」と言うときに使います。

B) Let's keep our fingers crossed.

→複数人がみんなで祈るときに使います。

たとえば、ライブのチケットの抽選に友人複数人のグループで応募したときに使ったりできます。

 

2) I'm crossing my fingers for you.

最初に紹介した表現では、keepが動詞でしたが、"cross 交差する" を動詞として使うこともできます。

この表現では、crossを動詞にして、「あなたのために祈っているよ。」という意味になります。

同じ意味のフレーズで、You have my fingers crossed.もあります。

 

★I'm crossing ~とYou have ~の違い

私だけかもしれませんが、この2つのフレーズは、心情がすこし違うように感じます。

I'm crossing my fingers for you. は「(結果はわからないけど)ずっと祈っているからね。」

という気持ちを込めて、

You have my fingers crossed. は「私が祈っておくから、きっと大丈夫!」

という気持ちを込めて言うことが多いです。

 

3) Keep your fingers crossed for me!

「私のために祈っていね」と、自分から相手に応援を求めるときに使うフレーズです。

たとえば、I have a job interview tomorrow! Keep your fingers crossed for me! なんて言えます。

もっと簡単なフレーズだと、Wish me luck! と言い換えられます。

 

3. Break a leg!

役者さんやパフォーマーさんなどに対して、ステージに上がる前に言ってあげるフレーズです。

「頑張って」という意味で、英語では結構有名なイディオムになります。

たとえば、子どもの習い事の発表会や、

友人の舞台や文化祭のパフォーマンスを観に行くときに使える表現です!

 

パフォーマーにGood luck!と伝えると不幸を招くと言われているので、

その言葉は使わないように注意しましょう!

ディズニーの映画の"High School Musical"にも出てくる表現なので、

注意して聞いてみてると面白いと思います。

 

+α:返事の仕方

「頑張ってね」と応援されたときは、Thank you! や Thanks! と返すのでOKです。

それにプラスの一言として、

・緊張がほぐれたら:I feel a lot better now!

・自信がついたら:I feel more confident now.

・ベストを尽くすよ!:I'll do my best!

などを伝えられると、応援する側も嬉しく感じられると思います!

 

他にも、Best of luck! 最高の幸運を!や、I believe in you! あなたのことを信じているよ

なども気持ちが伝わるフレーズになります*^^*

今回紹介したフレーズを使って、「頑張って」のエールを届けていきましょう!

 

これから受験や面接を控えている方に向けて、I’m crossing my fingers for you!

Thank you for listening and see you soon!


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